新中学生の為のスマホのルール:スマホ依存を防ぐために

2017-08-13

中学入学とともにスマホを買い与えた親も多いと思う。かく言う自分もiPhoneを買い与えた。

iPhoneを選択した一番大きな理由としては、iOSの方がAndroidよりは自由度が低い分、メーカであるAppleの統制が効いており、コンピュータ・ウイルス感染の可能性が低いと考えたからである。
一方で、細かい管理はしにくい。Androidの方が細かい制御が出来る。例えば、iPhoneはアプリ毎の制限は掛けられない。パワプロは○だがパズドラは×ということは出来ない。

そんな中でも自分の知る限り、唯一の個人向けのアプリでiOSを制御できるiOSアプリがParentKitKidsloxである。現時点(2017/2)では、アプリの更新が2015/7/30のParentKitよりも比較的頻繁にアップデートされるKidsloxの方が良いと思う。KidsloxParentKitについてはそれぞれのコラムを参照されたい。操作性はかなり違うアプリである。

スマホは上手く使うと便利だが、今まで小学生だったわけなので、急に大人の使い方が出来るわけではない。よって、いきなり子供の自主性に任せて運用を任せてはいけない。出来ればスマホを買いに行く前に、家庭内のルールを決める必要がある。



では、親は具体的に何をするか?
(以下は、iPhone (iOS 9.3)を前提に記述。)

新中学生のスマホのルール

スマホ・ゲーム依存の症状を知る

まず、親の心構えとして、「スマホ依存」で検索し、スマホの中毒性の高さを認識するべきである。実際になってしまうと恐ろしい症状を示す。

まずは、メール/SNS (LINE)とゲームの2つにターゲットを絞ってよいだろう。この2つがとても大きな問題となっている。
Web閲覧も問題となるが、年齢で制限出来るようになっており、比較的制御がしやすい。

また、スマホ依存の症状を知ることで、早めに気付くことが可能だ。

「スマホ依存」については、「インターネット依存/ネット依存」として検索すると良い。以下の参考サイトを親子で見るのも良いと思う。

参考サイト

また、女子中学生・高校生には、安室奈美恵の記事であれば興味を持つのではないか。

我が家の事例

ケース:子供①:成績の下落で早期発見が出来た

このケースはスマホではないが、携帯ゲーム機中毒はスマホ中毒に通ずるので、携帯ゲーム機≒スマホと置き換えて、読んで頂きたい。

中学入学後、携帯ゲーム機(任天堂のDS)にはまった。まだガラケー組もいた時代でなので「スマホでゲーム」ではなく、DS全盛期であった。親はゲーム機及びソフトを管理をしてはいたのだが、黙って中古のゲーム機やゲームソフトを購入して、こそこそゲームをやっていた。
当然、成績は下落し、授業について行けなくなる。また、睡眠不足で何事にもやる気が見られなくなるか、いい加減な態度が目立ってくる。
こういった子供のケースは、成績を見ていると、比較的親が気付きやすい。こちらが一般的なケースではないかと思う。早期に発見出来るとはいえ、(携帯ゲーム機でもスマホででも)ゲーム中毒は中々治らない。下記の子供②のケースと同様に、根は深い。

ケース:子供②:成績が中々下落せず早期の発見が出来ずに依存が進んでしまっていた

スマホ世代なので、スマホにはまった。スマホでゲームを行い、YouTubeでゲームなどの動画をみて、メールをひっきりなしに見る。
入学当初は学力に余裕があったのか、スマホの過度な使用も成績低下には結び付かなかったので、なかなか気付かなかった。授業中も若干やっていたようである。今思えば単なる親バカだが、あまり勉強しなくて成績が中の上を維持できていたので、上手くスマホと付き合うことが出来る能力があると思ってしまった。
しかし、中学2年の3学期ぐらいから成績が急降下し、授業の内容が良く分からなくなっていることがようやく分かった。スマホ依存でなくても、勉強方法を自分で確立出来ていないと中学2年の後半ぐらいからは授業についていくのは徐々にきつくなる。
なお、動画閲覧についてはパケットの使用量を見て分かった。docomo、au、softbankも直近3日間のデータ量と利用データ量確認(当月ご利用分)は分かるようになっている。
動画閲覧は早めに注意をした。本人も通信速度が下がると困るので、外ではパケットを使用して動画閲覧はしないようになったようだ。また、データ使用量の少ないプラン(2GB)に変更するのも手である。動画については、無線LANのある自宅を中心として、無料無線LANのある店などでも見ているようだ。但し、無料の無線LANは動画閲覧に適するほど早くはないので、さほど注意する必要はないだろう。

中学入試を経て成績の良かった子供は、まだ小学生時代のお釣りがあるので成績はなかなか下がらない。よって、成績だけではなかなか親が気付かないので要注意だ。発見が遅いと対策も遅くなるので、かなりリカバリーが大変になる。しかも、親は成績が良ければあまり気にしない傾向にある。

このケースの判定方法の1つとして「スマホ デトックス・デー」を設定してみると良い。スマホ依存が進んでいると、1日でもスマホを使用しないということが出来ない。夜になるとだいたい「少しだけ使いたい」と言ってくるか(例:日中は何とか持っても夜になると5分だけでも使わせて欲しいと言ってくる。しかし、使い始めると中々止められない。)か、かなり切れる(例:「なんでこんなことをしなくてはいけないのか。」)傾向がある。
とにかく、たった1日でも使わないということが出来ない状態になっている。

(出来れば)親も子供も同じ機種にし、スマホの使い方を親も習熟する

最近は機器の進歩に加え、iOSでもAndroidでも進化が激しい。そのため、同じ機種にし、「何が出来るか」や「どのようにすれば制御出来るか」など、分かるようにしておくと良い。
子供の方が情報を得るのが早く、友人と常に使い方を共有しているので、よほど親がIT機器に詳しくない限り、置いて行かれてしまう。自分も使っていればある程度は目星がつくだろう。

また、親子共々iPhoneにすると、子供の位置情報を共有させることにより「Find iPhone」で子供の情報が簡単に分かる。

ルールを作り、確認する。

まず、スマホ依存になっておらず「まともな精神状態」の時に、親と子供と一緒にルールを確認する必要がある。その際にルールを策定する根拠として、スマホ依存・スマホ中毒について、ネットでの検索結果を見ながら意識を共有しておくようにする。ルールは必ず紙やメールをやり取りするなどして残し、さらに親子でルールを確認した痕跡を残すと良い。

1日1時間を使用時間の目途とする

自室に持ち込まない

特に寝る前には自室に持ち込ませないようにすべきである。充電器をリビングなどに置いてそこで充電をさせるようにすると自然で良い。

親が適宜スマホを見ることを前提にする

男の子は比較的大丈夫だと思う。これは女の子だと難しいかもしれない。スマホの高額な費用を支払っている以上、所有権が親にあることを明確にしておいた方が良い。iPhoneなどはTouch IDに親の指を1つ登録してしまうとパスコードを変えても維持出来るので楽である。

「Find iPhone」で適宜位置を確認することを予め伝えておく

子供の位置情報をつかむのに便利である。自宅から遠くの中学に通う場合は、少なくとも中学生のうちは親が把握出来るようにしておいた方が良いと思う。

念のためであるが、親の位置情報まで共有する必要はないと思う。中学入学前を想定しているので、親の位置を知りたいという子供もいないだろう。

ルールが守れない場合は解約する。

実際にはいきなり解約すると、スマホ依存の場合はかえって対応が難しくなると言われている。解約せざるを得ない状況に陥った場合は事前にスクールカウンセルや医者などと相談すると良いと思う。

久里浜医療センター:ネット依存治療部門(TIAR)

機能制限 (ペアレンタルコントロール) を設定する

ここではiPhoneを前提に話をするが、機能制限 (ペアレンタルコントロール) をせずに子供にiPhoneを渡してはいけない。また、機能制限のパスコードは子供のパスコードと同じにしてはいけない(そもそも4桁なので、同じにはならないと思うが)。なお、親がこの機能制限のパスコードを忘れると初期化が必要なので必ず覚えておく手段は取っておかないといけない。注意が必要である。

アップル公式ページ https://support.apple.com/ja-jp/HT201304

少なくとも下記はオフにしておくべきである。

× アプリのインストール

△ FaceTime

× App内課金

「コンテンツの許可:」

それぞれ適切なものを選ぶ。少なくともWebサイトでは「アダルトコンテンツを制限」にチェックをしておき、アクセス出来ないようにしておく。意外と普通のサイトでもブロックされるので、困る場合は、「常に許可」-「Webサイトを追加...」で必要なサイトを追加すれば良い。

「プライバシー:」

「変更を許可しない」にチェックする。アプリ毎に位置情報の共有についてはきちんと見るようにする。これは、新たにアプリをインストールしたら、その都度確認すること。ゲームなどで位置情報を許可しないと出来ないものがあるためである。うっかり忘れると子供から文句を言われ、「変更を許可」にしてしまいがちだが、そうしては行けない。子供は都合が悪い場面で下記の位置情報をオフにし、どこにいるのか分からなくなってしまうことがあるからである(実話)。

「変更の許可:」

「アカウント」は「変更を許可しない」にしておく。これをしておかないと、Yahoo!メールなどで勝手にApple IDを作成し、勝手にゲームをインストールされてしまう。帰宅前にゲームを削除し、IDを元に戻すことまで子供はやる(実話)。友達同士でこういった抜け穴情報は共有されている。

Apple IDの管理は親がする

Apple IDを子供が管理してしまうと子供がゲームアプリなどをインストール出来てしまう。上記、機能制限の「アプリのインストール」を許可しないことと合わせてApple IDの管理は親が行うことが望ましい。

子供の位置情報は親が把握出来るようにする

「位置情報サービス」をオンし、「自分の位置情報を共有」でで「システムサービス」から「iPhoneを探す」をオンにしておくと子供の位置が分かる。これで小学生の間に使っていた防犯機能付き携帯の代わりになる。中学1年生は少し前まで小学生なので、遠くの中学に通う場合は親も不安であるが、この機能があるおかげで安心である。

(出来れば中学生の間は)LINEを使わせない

家族間の連絡をLINEでしている家庭も多く、部活でもLINEが基本的なツールになっていることも多い。そのため使わせないのは難易度は高いと思う。

しかし、良く調べてみるとLINEをオフィシャルな連絡にしている中学は少ない。だいたいメーリングサービスで一括配信が多い。

女の子の場合はLINEが使えないことにより仲間外れになるケースもあると聞くが、一方LINEのレスが遅くなることを恐れて片時もスマホを手放さない人もいると聞く。非常に難しい問題だ。しかしメールと異なり、LINEの「グループ機能」は突然仲間外れにされるなど色々と面倒なことにつながることも多い。

「中学生の間は家庭のポリシーでLINEの使用が禁止されている」とし、何とか中学生の間だけはLINEの使用から遠ざけた方が、スマホの使用時間は減る傾向にあるので、何とかトライをしてみたい事項である。

(費用が月額400円~500円掛かるが、出来れば)スマホ管理アプリを導入し、最低限の使用時間(帯)を制限する

とにかく睡眠時間を確保させるべきである。そのため夜間はSafariとアプリを使用禁止にすると、LINEもゲームもネットサーフィンも出来ない。コストが結構掛かるのが難点だが、KidsloxParentKit夜間の使用は最低限させないようにしておくと良い。

特に中学生は身長や健全な発育を優先すべきであり、こういったものは後で金銭では買えないものであることも子供と良く共有すべきである。

但し、コストも結構掛かるので、導入にあたっては子供の性格や本人のスマホ依存度などを各家庭で判断することになるだろう。




ルール等の導入後

我が家では子供①は、ゲームより楽しいもの(趣味や部活)を見つけることにより、ゲーム依存からなんとか脱却したが、その後の基礎学力の遅れを取り戻すのは大変であった。

子供②は、発見が遅れた分、スマホ依存も激しく、また基礎学力の遅れを取り戻すのにだいぶ時間が掛かっている。一度あまりにもスマホ依存が激しくルールも守れない状態になり、ルール通り解約をすべくリモートでスマホのデータを消去したことがある。ところが、この時はゲームデータが全て消えてしまったと思ったらしく、鳴き崩れてパニックを起こし大変なことになった。当初はParentKitを適用していたが、現在はKidsloxを適用している。

ルール通りとしても急にデータを消去するということはかなりショックを与えてしまうようなので、辞めた方が良い。但し、どうしても消去せざるを得ない場合、後々データが復活出来ないと結構こじれるため、おかしな話であるが、子供のスマホのデータもきちんとバックアップしておいた方が良さそうだ。

スマホ依存は小学生の学力とは関係がない。「うちの子は頭が良いから大丈夫」ということはなく、あくまでも子供の自制心の問題である。小学生の学力は塾によるものも大きいので、なかなかそのあたりは分からないものだ。また、中高一貫校では、難関校ほど(医学部志望を除き)中学生のうちは本格的な塾通いが一般的でもないので、中学生後半になると集中力・自制心と成績が連動してくる傾向にある。

Kidslox Screen Time Parental Control
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