プリペイドSIM:海外旅行・海外出張

2016-01-11

プリペイドSIM / SIM フリースマホ

海外旅行や海外出張で、自分のスマホを日本から持って行き、海外パケット定額(海外パケットし放題/海外パケ・ホーダイ/海外ダブル定額)を使用するとかなりの金額が掛かる。家族で行くと、「人数×海外パケット定額料金×日数」でかなり高額になってしまう。

そこで、SIMフリーのAndroid/iOS端末が余っている場合はプリペイドSIMを購入し、モバイル端末をモバイルルーター代わりに使用する手段がある。

メイン端末がSIMフリーの場合、普段使用してだけに色々独自に設定をしているケースが多いと思うので、導入にあたっては注意は必要と思う。

最近はSIMフリーのAndroid端末がかなり安価になり入手しやすくなっている。通常使用においてもMVNO(Mobile Virtual Network Operatorの略、仮想移動体通信事業者)との組み合わせで、SIMフリー端末は徐々にメジャーになってきており、2016/1/26付の日経新聞でも「新製品バトル SIMフリースマホ」として、HTC Desire EYE (HTC)、Nexus 5X (Google)、arrows M02(富士通)が比較されていた。

最近は少し高くなってしまっているが、個人的にはNexus 端末がAndroid OSのアップデートの速さでお勧め。例えば、2013年11月発売のNexus 5は発売当初はAndroid 4.4であったが、Android 6.0 (Marshmallow)の対象端末に含まれており、まだまだ現役で使える。

アメリカ

ソフトバンクをキャリアとして使用している場合は「アメリカ放題」が検討の対象となる。docomoやauの場合はこういったサービスはないので、やはり"プリペイドSIM+SIMフリー端末"やモバイルルーターを考える必要がある。但し、アメリカ本土は結構費用が高い印象がある。

アメリカに関しては、Prepaid SIMがAmazonでも事前に購入出来るようなものもあるようだ。検討に加えても良さそうだが、あくまでも自己責任で。

ソフトバンクの「アメリカ放題」は画期的。アメリカ本土やハワイなどに滞在時、ソフトバンクの iPhone: iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone 6/iPhone 6 Plus/iPhone SE、iPad: 12.9インチiPad Pro/9.7インチiPad Pro/iPad Air 2/iPad mini 3/iPad mini 4(2016年7月1日現在)であれば、スプリントネットワークからのアメリカ国内・日本宛の発信・着信、インターネットが無料となり、非常に便利(2016年8月現在。なお、グアム・サイパン・アラスカ州・モンタナ州は除かれるので注意!)。

但し、2016年6月末に「開始記念キャンペーン」が終了し、その後告知不足の批判を受けてキャンペーンを再開したことを考えると、今後キャンペーンが終了することは十分考えられる。そうなると、申し込みが必要で月額料金が掛かる場合が出てくるので、アメリカ放題を使う前には申し込みが必要なのかどうか気を付ける必要がある。本来は申し込みや980円/月が必要なサービスであり、サービス開始記念として申し込み不要で月額利用料無料で利用できる「アメリカ放題 サービス開始記念キャンペーン」を行っていた。ただ、通話・通信品質を考慮しなければ980円/月でも破格に安い。

品質面では、アメリカ国内ではまだスプリントの電波は余り良くない場所・場合がある。例えば、2015年時点でロサンゼルスのディズニーランドでは、なかなか電波の品質が安定していないとの報告もある。また、2016年1月時点記事“ソフトバンクの「アメリカ放題」は便利だが、品質は疑問"でも、

「ただ、問題はスプリントの通信品質がかなり低いという点です。ラスベガスでもカジノやレストランで圏外になり、“4G”でつながっても2Mbps程度しか出ないなど、エリアや速度には何度もがっかりさせられました。」

と書かれているので、まだまだ改善の余地はあるようだ。
この電波の品質が原因でスプリントの加入者が伸びない原因という人もいる。今後、ソフトバンク傘下で日本のように改善されることを望む。

グアム

前述のようにグアムの場合は、ソフトバンクでも「アメリカ放題」が使えない。そこで、ある程度モバイル機器になれている人はSIMフリー機にプリペイドSIMを組み合わせ、テザリングによりモバイルルーターのようにして使うのはお勧めである。グアムでは電波の良いドコモパシフィックのプリペイドSIMカードを選ぶと良い。ドコモパシフィックはマイクロネシア・モール内にある。但し、日本語は通じない。

グアムでは、一旦端末をリセットし、言語を"English"にして上記ショップに持って行ったところ、設定してもらうのがスムーズだった。

最初はsimを購入する必要があるので、"Unli(mited) All Local Calls, Sms & Data"で5日間で約25ドル掛かるが、各キャリアの海外パケット定額と比較するとそれでも安い。4G(LTE)でないがスピードもWebやGoogle Mapを使用するには十分。グアムでも4G(LTE)はあるが、居住者のみに割り当てられている模様。
但し、データについて「2GBのうち、使用データ量」という表示があり、日本と同様、動画などを見る大容量のデータ使用については何らかの制限はある可能性がある。
設定など詳しくは、「グアム simフリー ドコモ」でgoogleといくつかヒットするので、そちらを参照。

シンガポール

シンガポールでは、チャンギ国際空港の両替所でもSIMが売っている。両替とSIMの購入が一緒に出来るので便利。なお、両替の料率は空港は良いので、で空港でして行くと良い。
数日間の旅行であれば、シンガポールテレコム(Singtel)の"hi!Tourist SIM"はお勧め。5日以内の旅行・出張であれば、15ドルで済む(2016年8月現在:Singtelの”hi!Tourist SIM Cards"のページを参照)。
価格やデータ通信量などは都度変わるので、その場で確認したり、事前に上記ホームページで確認しておくと良い。

ただ、SIMを入れただけでは駄目だった(APNの設定でPrepaid SIMを選ぶ必要があったと思う)。また、LTEに対応しており、シンガポール市内ではほとんどの地域で安定して通信が出来た。

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それ以外では、海外で使用できるモバイルルーターをレンタルするということも選択肢の一つ。コストは安く済むが、返却の手間や機器の保険料を追加する必要もあるので、トータルコストを良く比較することが必要だ。例えば「アメリカ放題」対象外のグアムでは、上記プリペイドSIMでは4G(LTE)にはならないが、モバイルルーターの中には対応しているものがある。但し、やはりデータ容量の制限はありそうなので、動画等を見るのではなく、Webやメール等の使用とした方が良さそうだ。

こういったSIMフリー端末にテザリングで接続したり、モバイルルーターを使用する場合は、一旦機内モードをオンにした後WiFiをオンにし、WiFiのみで対応するのが一番確実だが、電話が一切かかってこなくなる。よほどの緊急時以外は電話を使わないという前提で、(念のため)海外パケホーダイの対象キャリアを固定で選択し、モバイルデータはSIMフリー端末やモバイルルーターからテザリングで対応するというのも手である。これであればSMSは着信はする(着信は無料だったが、送信は100円/通なので返信すると高額になる)し、緊急時には電話も出来るので安心ではある。しかし、日本からの電話があると着信側も費用が掛かるのは要注意だ。ビジネスなどで電話の着信が多い人は、IP電話に転送させておくなどの工夫が必要。そうでないと高額な国際電話料金が着信でも掛かる。また、日本国内や同行者に電話を掛けた場合、応答せずに切っても海外SMS代の100円が掛かる場合がある。

IP電話はホテル等の高品質なWiFiでないと音質は悪い可能性があるが、IP電話を1つ確保しておくと良いかもしれない。普段使わないのであれば、月々が無料のSmart Talkがお勧め。

WiFiさえ確保できれば、メールやLINEを使って国内と同様に連絡も出来るし、またiPhone同士であればFaceTimeで話すのも無料でかつ気軽に使えて良い。

Apple SIMがiPhoneでもいずれ使えるようになるとは思うので、そうなると海外でのデータ通信はとても便利になると思う。次期iPhoneからか。

 

Posted by これいいね!